育児休業給付金とは?支給日から支給金額の計算を出産前にチェック!

育児休業給付金とは出産手当金を受け取った後の育児休業中に受取ることができる給付金です。基本的に育児休業中は会社から給与の支払いがないため、本来であれば育児休業中の生活は厳しくなります。しかしそんな育児休業中の家庭の経済面を給付金という形でサポートしてくれる制度が育児休業給付金です。出産すれば全員が受けとれるというわけではなく以下の条件に該当する方のみが受給できます。

①育児休業開始前の2年間に賃金支払い基礎日数11日以上ある完全月が12ヶ月以上あること。

②育児休業期間中の各1ヶ月ごとに、休業開始前の1ヶ月あたりの賃金の8割以上が支払われていないこと。

③就業している日数が1ヶ月に10日(10日を超える場合は就業している時間が80時間)以下であること。

[参照・引用:ハローワークインターネットサービス『雇用継続給付』

似たような制度で「出産手当金」という制度がありますがものが出産手当金は出産前・出産後の合計98日間(出産のタイミングにって異なります)にわたり受け取れる妊娠・出産を支える手当金のことを指し、「育児休業給付金」は出産手当金受給満了後に受け取れる給付金のことを指します。どちらの制度も両方受けることが可能なので出産手当金を受け取った後に育児休業給付金を受け取るのが一般的な流れです。

育児休業給付金の申請タイミング

育児休業給付金の申請は直接自分で手続きすることもできますが、一般的には勤務先の職場にて手続きを行い職場からハローワークに申請を出すというのが一般的な流れです。自分で手続きを行う場合の申請タイミングは育児休業開始から4ヶ月以内にハローワークに申請する必要があり、会社に申請を行ってもらう場合は産休に入る1ヶ月前までに申請用紙を職場に提出しておきましょう。

※会社がハローワークに申請する場合の申請期限は育児休業開始から10日以内ですが、担当者の慣れ具合によっては忘れられてしまうこともありますので、確実に受給するためにも期限前に問い合わせ確認してみることをお勧めします。

 

育児休業給付金の支給日

育児休業給付金の支給日は一般的に育児休業が始まって約2ヶ月後です。通常出産後56日間は出産手当金の対象期間となるため、育児休業給付金の需給は出産手当の受取が終わった後に受取ることができます。したがって育児休業給付金の支給対象期間は出産してから56日以降であり、さらに育児休業給付金の申請をしてから初回の入金までは2ヶ月ほどかかるため結果的に育児休業給付金の初回支給日は出産してから約4ヶ月後となります。それ以降は2ヶ月ごとに申請をすることにより基本的に2ヶ月分がまとめて支給されます。(希望により1ヶ月ごとの支給も対応してくれます。)

受給のタイミングはハローワークへの申請タイミングによって異なるため、タイミングによっては申請から初回支給日まで約3ヶ月かかることもあり、その場合は出産してから合計で5ヶ月後に支給されることになります。申請してから受取まで時間がかかり、なおかつ申請手続きをしなければ育児休業給付金を受取ることはできないので、できるだけ早く申請することをおすすめします。

※母親ではなく父親が育児休業を取得した場合は出産手当対象期間の満了を待たずして出産後に育児休業給付金の申請ができます。

 

申請から受取までの流れ

Step1.勤務先またはハローワークにて申請手続き(初回)

育児休業給付金の申請は基本的に勤務先にて行いますので、産休に入ってしまう前に必要書類を受け取って起きましょう。申請手続きに必要な書類は以下です。

【必要書類】

[初回申請]

・育児休業給付金支給申請書(勤務先担当者もしくはハローワークより交付)

・育児休業給付受給資格確認票(初回申請)

 

[添付書類]※自分で行う場合

・賃金台帳もしくは出勤簿

・支給申請書の内容を確認が可能な書類(母子手帳など)

・給付金受取り口座の情報(預金通帳の写しなど)

育児休業、それに伴う育児休業給付金受取希望の旨を勤務先の担当者に話せば、基本的に申請に必要な書類などの準備は職場が行ってくれます。ですので基本的には書類の必要記入事項欄に必要な情報を記入し捺印をするだけととても簡単です。

 

Step2.育児休業給付金の受取り

通常、育児休業給付金の受取りは育児休業が始まって約2ヶ月後です。勤務先の職場が行うハローワークへの申請タイミングによって初回の支給日が異なるため詳しく把握したい場合は勤務先にて確認をしましょう。

 

Step3.2回目以降の申請手続き

育児休業給付金は一度申請して終わりというものではありません。給付金を受給し続けるには2ヶ月ごとに申請を行う必要があります。初回申請後に「支給決定通知書」と「次回申請書」という2つの書類が自宅に届きますので、「次回申請書」という書類の必要記入事項を記入し提出することによって次の給付金を受給することができるようになります。3回目の受給も4回目の受給も同じ流れです。

 

育児休業給付金の支給額

育児給付金で受取れる金額は「休業開始時賃金日額×支給日数×67%(休業開始半年以降は50%)相当額」、つまり育児休業に入る前の6ヶ月間分の給料合計額を180日で割った金額を30日分かけた67%が支給されます。わかりづらいので育児休業前6ヶ月間の給料を月額30万円と仮定して計算してみましょう。

このように休業開始前6ヶ月間に渡って毎月30万円の給与支給を受けていた場合、育児休業開始後半年間は月額約20万円、半年以降は約15万円の給付金を受け取ることができるので是非出産手当金と併せて利用しましょう。

 

育児休業給付金の利用は受給資格・申請期限・申請更新に注意!

育児休業給付金は冒頭で解説しましたように一定の条件をクリアしていないと受給することができません。したがって雇用保険に加入していない自営業(個人事業主),育児休業開始前の2年間に賃金支払い基礎日数11日以上ある完全月が12ヶ月以下である,育児休業期間中に、育児休業前給料の80%以上の金額が支払われている, 妊娠中に退職する,などに該当する場合は支給対象外となり受給できません。

また育児休業給付金の受給申請には申請期限が設けてあります。自分で手続きを行う場合は、育児休業の申請期限は育児休業開始4ヶ月以内職場からハローワークに申請をしてもらう場合は育児休業開始から10日以内です。申請期限を過ぎてしまうと育児休業休業給付金は受け取れなくなるため必ず守りましょう。申請が完了したとしても育児休業給付金は2ヶ月ごとの申請になるため、初回申請後に自宅に送付される「次回申請書」にて給付金受取申請更新を忘れないよう心がけてください。

以上が育児休業給付金の基礎や支給日等について解説しました。妊娠・出産・育児期間中は、多額の費用がかかる上に会社からの収入が途絶えることが多いので、出産育児一時金や出産手当金と併せて上手に給付金制度を活用しましょう。

 

ライタープロフィール

 DAY EASY編集部
金融、不動産、人材紹介、WEBメディアなどの業界出身者が集まり、お金や不動産、キャリアなどを軸に女性の人生を明るく豊かなものにするため、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。

スポンサードリンク